2024/10/29
外壁コーキング/シーリングのひび割れに気付いたら?
外壁コーキングの役割と重要性
「外壁コーキング」という言葉を耳にしたことはありますか?外壁コーキングとは、建物の外壁の継ぎ目や、窓・ドアの周囲などに充填されるシーリング材のことです。一見、目立たない部分ですが、実は建物の耐久性や美観を保つ上で非常に重要な役割を担っています。
外壁コーキングの主な役割は以下の通りです。
- 雨水の浸入を防ぐ:外壁と外壁の隙間、窓やドアとの接合部などから雨水が侵入するのを防ぎ、建物の内部構造材を腐食から守ります。
- 建物の耐久性を向上させる:雨水や紫外線、風などから建物を保護し、外壁材や建物の構造材の劣化を抑制します。
- 建物の美観を保つ:外壁の継ぎ目を美しく仕上げ、建物の外観を良好に保ちます。
- 断熱効果を高める:適切なコーキング材を使用することで、外壁と建物の間の隙間を埋めることで、断熱効果を高めることができます。
外壁コーキングは、建物の耐久性や資産価値を維持するために欠かせない存在なのです。しかし、経年劣化によってひび割れなどが発生し、その機能が低下してしまうことがあります。
外壁コーキングのひび割れの種類とサイン
外壁コーキングのひび割れは、放置すると雨漏りや建物の劣化につながるため、早期発見が大切です。ひび割れには、いくつかの種類があります。
代表的なひび割れの種類と、そのサインを以下にまとめました。
ひび割れの状態 | サイン | 説明 |
---|---|---|
ヘアークラック | 髪の毛ほどの細いひび割れ | 初期段階のひび割れで、目視で確認しづらい場合があります。 |
クラック | ヘアークラックよりも幅が広く、深いひび割れ | 進行したひび割れで、雨水の浸入リスクが高まります。 |
チョーキング | コーキング材の表面が白っぽく粉状になる | 紫外線や雨水による劣化で、コーキング材の機能が低下しています。 |
剥がれ | コーキング材が外壁から剥がれ落ちる | 劣化が進行し、防水機能が失われています。 |
これらのサインに気付いたら、早急に点検・修理を行うことをおすすめします。
外壁コーキングのひび割れの原因
外壁コーキングのひび割れは、様々な原因によって発生します。主な原因としては、以下のものが挙げられます。
- 経年劣化:紫外線や雨風、温度変化などの影響により、コーキング材が硬化したり、弾力性を失ったりすることで、ひび割れが発生します。
- 施工不良:コーキング材の選定ミスや、施工方法が適切でない場合、ひび割れが発生しやすくなります。
- 建物の揺れ:地震や強風などにより、建物が揺れることで、コーキング材に負担がかかり、ひび割れが発生することがあります。
- シーリング材の劣化:コーキング材の種類によっては、経年劣化により硬化し、ひび割れやすくなります。
- 温度変化:気温の急激な変化によって、コーキング材が収縮と膨張を繰り返すことで、ひび割れが発生することがあります。
これらの原因を理解しておくことで、ひび割れを予防したり、適切な対策を講じたりすることができます。
外壁コーキングのひび割れを放置するとどうなる?
雨漏りリスクの増加
外壁コーキングのひび割れは、雨水が建物の内部に侵入しやすくなる原因となります。雨水が壁の中に入り込むと、木材や断熱材などが腐り、シロアリ被害が発生するリスクも高まります。
雨漏りは、壁紙の剥がれやシミ、天井の腐食、建物の構造材の腐敗など、様々な被害を引き起こします。放置すると、修理費用が大幅に増加する可能性もあります。
また、窯業系サイディングボードは非常に吸水性が高い為、雨の日にコーキングの隙間から入った雨水を吸水し、晴れた日に乾くことを繰り返していくと外壁材自体がヒビ割れしたり反ったりしてきます。一度劣化した建材は元には戻せないので早めにメンテナンスをすることが重要です。
建物の劣化と寿命の短縮
雨水が浸入することで、建物の構造材が腐食し、建物の強度が低下します。また、外壁材も雨水や紫外線にさらされることで劣化が加速し、ひび割れや剥がれなどが発生しやすくなります。
建物の劣化は、見た目の悪化だけでなく、建物の寿命を短くする原因にもなります。早めに対処することで、建物の寿命を延ばし、維持費を抑えることができます。
シロアリ被害のリスク増加
雨漏りや湿気は、シロアリにとって格好の住み家となります。シロアリは木材を食い荒らすため、建物の構造材を深刻に損傷させる可能性があります。
シロアリ被害は、発見が遅れると、大規模な修繕が必要となるケースも少なくありません。外壁コーキングのひび割れを放置しないことで、シロアリ被害のリスクを軽減することができます。
建物の資産価値の低下
外壁のひび割れや劣化は、建物の外観を損ない、資産価値を低下させる要因となります。特に、売却や賃貸を考えている場合は、外壁の状態は重要なチェックポイントとなります。
ひび割れを放置することで、建物の価値が下がり、希望通りの価格で売却できない可能性もあります。
一度劣化した外壁材は元には戻らない
外壁材は、一度劣化が始まると、元の状態に戻すことは非常に困難です。特に、雨水の浸入により腐食が進んだ場合は、交換が必要となるケースが多く、高額な費用がかかります。
外壁コーキングのひび割れは、放置すると建物の劣化を加速させるため、早めに対処することが重要です。
外壁コーキングのひび割れ修理はいつ必要?
ひび割れの大きさや深さ
ひび割れの大きさや深さは、修理の必要性を判断する重要な要素です。髪の毛ほどの細いひび割れ(ヘアークラック)であれば、すぐに修理が必要とは限りません。しかし、幅が広く、深いひび割れ(クラック)の場合は、雨水の浸入リスクが高いため、早急に修理が必要です。
ひび割れの発生箇所
ひび割れの発生箇所も、修理の必要性を判断する上で重要な要素です。窓枠やドア枠、外壁の目地など、雨水の侵入しやすい箇所にひび割れが発生している場合は、特に注意が必要です。
ひび割れの数と広がり
ひび割れの数が多く、広範囲にわたって発生している場合は、劣化が進行している可能性があります。早急に修理を行い、雨漏りや建物の劣化を防ぐ必要があります。
建物の築年数と劣化状況
建物の築年数も、修理の必要性を判断する上で重要な要素です。築年数が経過している建物は、外壁コーキングの劣化が進んでいる可能性が高くなります。定期的な点検を行い、ひび割れを発見したら、早めに対処することが大切です。
居住者の不安や生活への影響
ひび割れによって、居住者が不安を感じたり、生活に支障が生じたりする場合は、修理を検討する必要があります。例えば、雨漏りによって室内が湿気たり、カビが発生したりする場合は、健康被害にもつながる可能性があります。
外壁コーキングのひび割れに関するよくある質問
外壁コーキングのひび割れの修理費用はどれくらい?
外壁コーキングのひび割れの修理費用は、ひび割れの大きさや範囲、使用するコーキング材の種類、建物の構造などによって大きく異なります。おおよその目安としては、1箇所あたり数千円~数万円程度ですが、広範囲にわたる修理となると、数十万円~数百万円かかる場合もあります。
より正確な費用を知りたい場合は、複数の専門業者に見積もりを依頼することをおすすめします。見積もりを比較することで、適正な価格で修理を行うことができます。
また、全体的にコーキング工事をする場合は足場の設置が必要になりますので一般的には外壁塗装や屋根塗装をセットで行います。
外壁コーキングのひび割れの修理はDIYでできる?
外壁コーキングのひび割れの修理は、DIYで挑戦することも可能です。ホームセンターなどで販売されているコーキング材と、ヘラなどの工具があれば、比較的簡単に修理できます。
ただし、DIYで修理を行う場合は、以下の点に注意が必要です。
- 適切なコーキング材を選ぶ:外壁の種類や環境に適したコーキング材を選ぶ必要があります。(シリコンシーリングはNGです。)
- 施工方法を正しく理解する:適切な施工方法でなければ、効果が期待できないだけでなく、かえって建物の劣化を招く可能性もあります。
- 安全に作業を行う:高所での作業は危険が伴うため、十分に注意が必要です。
DIYに自信がない、複雑な箇所を修理する必要がある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
外壁コーキングのひび割れの修理にはどのくらいの期間がかかる?
外壁コーキングのひび割れの修理期間は、ひび割れの範囲や天候などによって異なります。小規模な修理であれば、1日~数日で完了する場合もあります。しかし、広範囲にわたる修理となると、数週間~数ヶ月かかる場合もあります。
修理期間は、事前に業者に確認しておきましょう。
外壁コーキングのひび割れを放置するとどうなる?
外壁コーキングのひび割れを放置すると、雨漏りや建物の劣化、シロアリ被害、資産価値の低下など、様々な問題が発生する可能性があります。これらの問題が発生すると、修理費用が大幅に増加するだけでなく、建物の寿命を短くしてしまう可能性もあります。
外壁コーキングのひび割れを発見したら、放置せずに早急に点検・修理を行うことをおすすめします。
外壁コーキングのひび割れを予防するにはどうすればいい?
外壁コーキングのひび割れを予防するには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。特に、築年数が経過した建物は、劣化が進行している可能性が高いため、こまめな点検が必要です。
また、外壁コーキングの劣化を防ぐためには、以下の点に注意することが大切です。
- 適切なコーキング材を選ぶ:外壁の種類や環境に適したコーキング材を選ぶことで、耐久性を向上させることができます。
- 定期的な点検:専門業者に依頼して、定期的に外壁コーキングの状態をチェックしてもらいましょう。
- 劣化サインに注意:チョーキングやひび割れなどの劣化サインに気付いたら、早急に修理を行いましょう。
- 周囲の環境に気を配る:強風や雨風、紫外線などの影響を受けやすい場所に建っている場合は、特に注意が必要です。
これらの予防策を講じることで、外壁コーキングの寿命を延ばし、建物の耐久性を向上させることができます。
まとめ|外壁コーキングのひび割れは放置せずに早めに対処を!
外壁コーキングのひび割れは、放置すると雨漏りや建物の劣化、シロアリ被害、資産価値の低下など、様々な問題につながる可能性があります。これらの問題を未然に防ぐためには、定期的な点検と、ひび割れを発見したら早めの修理が重要です。
ひび割れを発見した際は、その大きさや範囲、発生箇所などを確認し、必要に応じて専門業者に相談しましょう。専門業者に依頼することで、適切な修理方法や費用についてアドバイスを受けることができます。
株式会社西山建材工業では、外壁コーキングの点検・修理を承っております。長年の経験と実績に基づき、お客様の建物を適切に診断し、最適な施工をご提案いたします。外壁コーキングのことでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
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